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FX の場帖を手書きしたいときにありがちな疑問に答えます

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うさびょん
うさびょん

よーし、場帖を自分で書いてみるか。

あれ、データはどっから持ってくればいいの?

書き方ってこれでいいだっけ?

場帖とは毎日の終値などが一覧になった時系列データです。

シンプルで記入も簡単なはずですが、やってみると「これってどうするの?」と思うことが出てきます。

 

今回は場帖を書くときにありがちな疑問にお答えします。

ではゆっくりいってみましょう。

 

簡単に「場帖ってどんなもの?」

場帖とは終値などの時系列データを一覧にしたものです。

一般には「終値」の一覧なのですが、当サイトでは「高値」と「安値」を使っています。

 

場帖は毎日自分で手書きします。こんな感じです。

場帖

日付と値を書いたら終わり。シンプルですね。

どうして場帖が必要なのか知りたい方は、こちらにまとめてありますのでどうぞ。

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場帖をつけるときにありがちな疑問

キーボードとノートとヘッドフォン

「厚手の紙じゃないとだめ?」

場帖は普通のルーズリーフより厚手の紙がいいとされています。

というのも場帖は長期にわたって保存するものだからです。

あとで見返した時にボロボロでは場帖の意味がありません。

 

同じ理由から油性ボールペンで書くことになっています。

鉛筆では見えなくなってしまいます。

 

残念ながら厚手のルーズリーフは種類があまりありません。

ぼくが使っているのはこれ。

ほぼこれ一択かと。

 

あとはFAIの場帖ですね。

使いやすいほうを使ってください。

線を引くのが面倒ならFAIの場帖がおすすめです。

 

土日は詰める?空ける?

ノート

FX は土日が休みです。休みなので記入する値がありません。

ここを空けるのか詰めるのかですが、空けた方がなにかと都合がいいですね。

一週間の区切りがわかりますし、チャートを書くときも間違いが減らせます

 

一般的にどうかはわかりませんが『株式上達セミナー』や『あなたも株のプロになれる』に載っている場帖を見ると、やはり休日は空欄になっています。

迷うなら、とりあえず「空ける」でいいでしょう。

 

「数字は全部書くの?」

Number

為替の値は桁数が多くてぱっと見でわかりにくいです。

場帖はシンプルに書くのが大原則です。

これは「場帖を見やすくする」という意味もありますが、「場帖を継続しやすくする」という意味でも重要です。

 

実際に書くとこんなかんじになります。

場帖

米ドル円なら「110.97」の小数点以下のところだけ変わったなら、そこだけ書けばOK。

一の位より上が変わったらぜんぶ書くようにします。

こうすればどこで値が大きく変わったかよくわかります。

 

「データはどこから持ってくるの?」

新聞

徹底するなら「日経新聞を取って毎日チェック」となりますが、ネットを使ってもよいと思います。

第一候補は「Yahooファイナンス」です。

日本円がからんだ通貨ペアならデータがそろっています。数年分さかのぼってデータを取得することも可能です。

 

Yahooファイナンスの弱点

ただYahooファイナンスには二つ弱点があります。

①「更新時間が遅い」
前日のデータが反映されるのはお昼近くです。

作業を朝やりたい人にはこの微妙な遅さが辛い。

二日前の場帖を見ながら今日の取引を考えなければならないからです。

 

②データがない通貨ペアもある
Yahooファイナンスには日本円がからまない通貨ペアのデータがありません。

世界で一番取引量の多い「ユーロ/米ドル」でさえないのです。

 

Yahooファイナンスにないデータはどうするか

円がからまない通貨ペアのデータはググって探すしかありません。

探せば意外と出てきますが気をつけるべきことが2つあります。

①データの更新時間
更新時間が遅いと朝の作業に間に合いません。微妙に作業がしにくくなります。

何時くらいに更新されるかチェックしておきましょう。

 

②値が変わる
データによっては「昨日の値が今日になったら修正されていた」なんてことがあります。

とくに海外のデータで多いような気がします。

こういうデータはさすがに使えませんので、別のものを探しましょう。

 

このようにネットのデーターには「まさか」があるので、一週間くらい試しでつけてから採用するかどうか決めた方がいいですね。

ちなみに当サイトではユーロ/米ドルのデータをこちらから取っています。
>>日経平均株価AI予想

 

数値に修正はなく早朝には更新されているので非常に使いやすいです。

が、ひとつだけ落とし穴があります。

じつはこのデータ、日付が1日ずれており1週間のデータが日曜からはじまります

しかし取引する上ではとくに問題はないので、そのまま使っています。

ユーロ/米ドルの場帖を付けるのならおすすめです。

 

場帖は型を作ってシンプルに書く

場帖はとても簡単な表ですが、書いてみると決めるべきことが意外とあります。

最初にルールを決めておけば、あとは機械的に書いていくことができます。

道具として使うためにはできるだけ「考えずに」使えるものにすべきです。

 

FXをしっかりやるなら道具はきちんとそろえましょう。

必要な道具についてはこちらの記事にまとめてあります。

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まとめ:FXの場帖はルールを決めてシンプルに書く。データ元の選択が意外と重要

  • 厚手の紙に書いて長期間保存に備える
  • 土日は空欄にする
  • データはYahooファイナンスで
  • Yahooファイナンスにないデータはググる。ただし使えそうかどうか判断が必要