考え方

FX|通貨ペアを選ぶなら絶対見るべき2つのポイントを解説します

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うさびょん
うさびょん

FX の通貨ペアってどんな基準で選べばいいんだろう?

なんとなく選んじゃってるんだよねぇ。。。

FX の通貨ペアを選ぶときに見るべきポイントは2つだけです。

  • 取引量
  • 値動き

この2点に注目して通貨を選ぶと、結論としては「米ドル/円」か「ユーロ/米ドル」にたどり着きます

安全に取引をしたい人にとってはじつは選択肢ってあまりないんですよね。

 

米ドル/円とユーロ/米ドルは実際に取引をしていまして、安定して利益が出ています。

2019年1月から5月の取引では26回中1回だけマイナスで手仕舞いしました。損失額は3000円程度です。

ですので、通貨ペアの選び方としてはそんなに間違っていないんじゃないかと。

 

今回は「FX の通貨ペアの選び方」について解説します。

初心者がやりがちな「ダメなやり方」も押さえつつ話を進めていきます。

ではゆっくりいってみましょう。

 

FX 初心者がやりがちな「通貨ペアのダメな選び方」

倒れている女

人の評価で選ぶ

「○○は取引しやすいよ!」「○○で儲かりました!」 という話だけで通貨ペアを選んではいけません。

その通貨ペアだからいい結果になったのではなく、その通貨ペアにあったやり方をしたからうまくいったのです。

やり方は人それぞれですから通貨ペアについては人の評価は関係ありません。

 

値動きの激しい通貨を選ぶ

値動きが激しいければ「なんか儲かりそう!」と考えて選びがちですが、これもダメです。

泳ぎが下手な人が「なんかおもしろそう!」といって台風の海に入るようなものです。間違いなく溺れて死にますね

値動きはある程度必要ですが「ほどほどが一番」と心得ましょう。

 

スワップポイントで選ぶ

「スワップポイントで稼ぎたいから高金利通貨を選ぶ」というのも危険です。

「高金利」ということは「国の信用が高くない」ということなので、通貨の価値が不安定です。

取引量も少ないため、せっかくスワップを貯めても突発的な変動で簡単に利益が吹っ飛んでしまいます。

総合的に考えるとリスクの高い選択ですね。

 

FX の通貨ペア選択で見るべきポイント

本の上に置かれた虫眼鏡

ポイント1「取引量」

取引量が多い通貨ペアを選びましょう。

取引量が多ければちょっとくらい大きな取引があっても相場に影響はありません。

つまり突発的な動きが少ない安定した相場ということです。

 

ここで世界の通貨ペア別のシェアを見てみましょう(データは2016年)。

通貨ペア シェア
ユーロ/米ドル 23.05%
米ドル/円 17.72%
英ポンド/米ドル 9.24%
豪ドル/米ドル 5.24%
ユーロ/円 1.56%
豪ドル/円 0.62%
トルコリラ/円 0.07%

出典:世界の取引量・シェア

ユーロ/米ドルが23.05%、米ドル/円が17.72% で圧倒的にシェアを持っています。

日本人トレーダーに馴染みやすそうなクロス円(円がからんだ通貨ペア)は取引シェアが1%にも満たないものがほとんどです。

安定した相場を求めるなら「ユーロ/米ドル」か「米ドル/円」がよさそうですね。

 

ポイント2「値動き」

FX ではレートが動いてくれないと利益は出せませんが、動きすぎるのもよくありません。

ちょうどいい値幅で動いてくれる通貨ペアがよいです。

「ちょうどいい値幅」とは具体的にどのぐらいかといいますと、初心者なら1週間で150pips 前後が取引しやすいでしょう。

 

ここで2019年5月の週足の高値と安値の差を通貨ペア別に平均値で比較してみます。

「1週間で何pips動いたか」を見るわけですね。

通貨ペア 1週間の値幅(pips)
ユーロ/米ドル 91.25
米ドル/円 143.50
ユーロ/円 167.00
豪ドル/円 125.50
トルコリラ/円 62.75

参考資料:Yahooファイナンス

1週間で150 pips 程度という基準に照らしてみると「米ドル/円」「豪ドル/円」あたりが取引しやすそうです。

 

ならされてわかりにくいですが「ユーロ円」は値動きが大きいです。

200pipsを超える週がざらにあります。

 

「トルコリラ/円」は逆に動かなさすぎて分割売買はしにくそうです。

また普段の値動きが小さいだけに突発的な動きからのリカバリが難しそうな印象もあります。

 

このくらいの分析は場帖とチャートと計算機があれば誰にでもできます。

チャートを手書きすれば値動きの傾向まで把握できるはずです。

手書きチャートの書き方はこちらの記事をどうぞ。

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結論。初心者には「米ドル/円」か「ユーロ/米ドル」

USD

以上を踏まえると取引シェアがあり、適切な値幅でレートが動く「米ドル/円」か「ユーロ/米ドル」がよいことになります。

シェアの低さに目をつむれば「豪ドル/円」もありかもしれません。

 

「米ドル/円」と「ユーロ/米ドル」を実際に取引をしてみると、スワップポイントが気になってきます。

2019年5月現在、どちらの通貨ペアもスワップポイントが1日85円程度つきます。

プラスならいいのですが、マイナスですとなかなかの損失になります。

マイナスのスワップを回避する方法は以下の記事にまとめてあります。

取引のやり方にもよりますが、参考にどうぞ。

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本日は以上です。

まとめ:FXの通貨ペア選びは「取引量」と「値動き」を見る。結論としては「米ドル/円」と「ユーロ/米ドル」に行き着く

  • 「やってはいけない選び方」をまずやらない
  • 「シェア」をふまえて値動きをよく見る
  • 値動きは場帖とチャートを手書きして受け止めること
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