やっぱりボリンジャーバンドとかも勉強しなくちゃダメだよね。
勉強して読めるようになるのかなぁ。。。
結論から言いますと、チャートを「値動きを受け止める道具」として使うならインジケーターは必要ありません。
値動きを受け止めるならチャートは手書きがおすすめです。
チャートを書くことそのものがチャートの勉強になります。
ぼくは取引にインジケーターを使っていません。
インジケーターのサインって後から見るとそれっぽく見えますが、その時にはチャンスかどうかよくわからないんですよね。。。
今回は「 FXチャートをコツコツ勉強する方法」について解説します。
「インジケーターがよくわからない」という人はぜひ読んでみてください。
Contents
チャートのメリット
![](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/good_1551665233-e1551665243983.jpg)
メリットはズバリ「ぱっと見で値動きや高値安値が分かること」です。
ですがパッと見て分かるからこそのデメリットもあります。
チャートのデメリット
![](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/bad_weather_1551665492-e1551665504604.jpg)
デメリットは2つあります。
☑️見た目で印象が大きく変わる
適正に値動きを受け止めるなら常に同じスケールでチャートを見なければなりません。
しかしPCやスマホは画面サイズが決まっているので小さい動きは拡大し、大きい動きは縮小してチャートに表示します。
値動き通りの印象が得られるとは言えません。
☑️過去の高値安値が目につく
チャートはぱっと見で分かるだけに高値と安値が目に付きます。
無意識に「この高値で売って安値で買えるようになりたい」と思ってしまいます。
相場は上から下まで取る必要はありません。取れるところで取れればよいのです。
身の丈に合ったやり方を見失いがちになるはチャートのデメリットと言えるでしょう。
手書きチャートの作り方
![](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/hand_writing_1551668258-e1551668274160.jpg)
グラフ用紙に手で書くだけなんですが、一応ぼくの作り方を紹介しておきます。
使うもの
☑️A3のグラフ用紙
米ドル円ならA3のグラフ用紙で十分です。値動きの激しい通過ならより大きいものが必要になります。
グラフ用紙はB1サイズが最大です。株ではこれを使います。
大きいグラフ用紙を使うのは「思い込みを排除するため」です。
グラフ用紙が小さいと「その用紙の中でしか値が動かない」と無意識に思ってしまうのです。
B1サイズでなくてもいいですが十分に大きいものを使いましょう。
チャートを作成するポイント
☑️「終値」か「高値・安値」でチャートを作る
「終値」で作るのが一般的かと。ぼくは「高値・安値」で作っています。
データはヤフーファイナンスから入手できます。
☑️1日2mm間隔
1日2mmにすると1週間でちょうど1cm。キリがいいので記録を間違えにくいです。
A3サイズですと半年分がちょうど1枚に収まります。
☑️縦軸は1cm=1円
好みですが、このくらいが書きやすいかと。
☑️書き始めは真ん中から
値動きの思い込みを排除するためです。
現在の値がだいたい真ん中に来るように縦軸の値を変更します。
☑️グラフ用紙の終わりの余白は切る
複数のチャートをつなげて見られるようにするためです。
ぼくのチャートを公開
![チャート](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/img_20190304_113631-800x6006985460962301722867.jpg)
「高値・安値」で書いてあります。
グラフ用紙の真ん中あたりから始まっているのがわかると思います。
薄く縦線が入っているのは、月ごとの境をシャープペンで書いたものです。
![チャート](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/img_20190304_113717-800x6005955790600328518328.jpg)
右端の余白を切り落としてあるので、複数のチャートをつなげて見ることができます。
これも地味に便利です。
チャート作成の注意点
![](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/sign_1551668428-e1551668441757.jpg)
☑️余計な線やメモを書かない
あくまで値動きの傾向を見るものなので主観に影響しやすいものは排除すべきです。
☑️毎日書く
値動きを受け止めるための作業ですから場帖と同じく毎日書くことが望ましいです。
☑️見すぎない
どんなにチャートを眺めても決定的な結論は書いていません。
未来の動きを予想しようとしないことです。あくまで「傾向を見るもの」と心得ましょう。
少しだけチャートの読み方について
![](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/boy_1551668491-e1551668503161.jpg)
チャートはとにかく手で書くことが重要ですが、少しだけ読み方についても触れておきます。
チャートを見るポイントは二つあります。
- 値動きの傾向
- ブレイクポイント
です。順番に見ていきましょう。
☑️値動きの傾向
![チャート](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/2019-03-04-23.01.14-300x198.jpg)
大まかにいま「上がっているか」「下がっているか」をつかみます。
全体的に「上がってきている中での下げ」と「下がっている中での下げ」では動き方が変わってくるからです。
☑️ブレイクポイント
![ブレイクポイント](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/2019-03-04-23.04.58-300x210.jpg)
「ブレイクポイント=市場参加者に意識されている価格」です。
そこを越えてきたら「新しい局面に入ったかな」というサインになります。
インジケーターは読めなくていい
![](https://fx.hisayosky.tokyo/wp-content/uploads/2019/03/boy_1551668539-e1551668554738.jpg)
一般的にはインジケーターを読めるようにするのがチャートの勉強かもしれません。
当サイトのやり方だとチャートを書くことが勉強法になっています。
ぼくはぶっちゃけインジケーターが読めませんが、読めなくても取引はできています。
読めるに越したことはありません。ですが無理に読む必要はないと思います。
自分に合ったやり方で取引をしましょう。
まとめ:FXのチャートは書くだけでも勉強できる。インジケーターがすべてではない
- チャートは見た目が変わらないように手書きにする
- グラフ用紙は十分に大きいものを使う
- チャートはあくまで記録。答えやお告げは書いていない
- 意識するのは「傾向」と「ブレイクポイント」