どうやって選べばいいんだろう??
結論から言うと取引する通貨ペアは一つに絞るべきです。
- 値動きが追えない
- じつはやさしい通貨ペアはひとつしかない
のが理由です。
ぶっちゃけぼくは「米ドル円」しかやっていません。
他の通貨にも手を出してきましたが、結局米ドル円に落ち着きました。
一つに絞ってから取引も収益も安定しました。FXはシンプルにした方が結果が出やすいです。
今回は「FXで通貨ペアを一つに絞るべき理由」を解説します。
関連してFX会社選びについても少し書きますね。
Contents
通貨ペアを一つに絞るべき理由

その1「値動きが追えない」
当サイトの場合、値動きは
- 場帖(終値などの時系列データ)
- チャート
を使って追います。いずれも「手書き」です。
値動きを受け止めるなら手書きにして自分で書いていった方が確実だからです。
チャートも時系列データもネットにありますが、「見るだけ」になりがちで値動きが感じられません。
経験的には「手を動かすこと」が意外と大きいですね。
作業は多くありませんが、対象の通貨ペアが増えれば作業量も増えます。
作業量が増えると毎日のルーティンとして続かなくなります。そうなったら元も子もありません。
作業をシンプルにするためにも通貨ペアは一つに絞りましょう。
ルーティンとしてやることはこちらの記事に書いてます。


その2「じつはやさしい通貨ペアはひとつしかない」

初心者で日本人のFXトレーダーにやさしい通貨ペアは「米ドル円」しかありません。個人的にはそう思います。
やさしいと言える根拠は次の3つです。
- わりと周期的に動く
- 上がり下がりがイメージしやすい
- 動きすぎないし適度に動く
ひとつずつ解説します。
わりと周期的に動く
米ドル円はチャートの山がきれいです。
山がきれいということは、ある程度の期間で上がり下がりを繰り返しているということです。
相場はいずれ戻ってくるとはいえあまり時間がかかっては困ります。
「3か月ごと!」とぴっちり決まっているわけではないですが、せいぜい数ヶ月でひと山越えるくらいの周期だと取引しやすいです。
上がり下がりをイメージしやすい
米ドル円は1米ドル がいま何円かを表しています。
つまり「米ドル」と「日本円」だけの関係を見ていればいいわけです。
米ドル円なら値動きがニュースでも報じられますし、何より普段自分が使っている通貨を基準に価値が見られるので上がり下がりがイメージしやすいです。
これに対して、たとえばユーロ円は「ユーロ」と「米ドル」と「日本円」の取引が絡むため、米ドルとユーロの両方の動きを見ていなければなりません。
米ドル円に比べて一気に複雑になりますね。
動きすぎないし適度に動く
一般的に初心者は「値動きが激しい方が利益が出やすい」と考えがちですが、それは誤りです。
値動きは穏やかな方がいいです。
台風の日に海で泳ぐより晴れの日に泳いだ方が楽なのと同じ。わざわざ荒れたところに出て行くのは事故の元です。
とはいえ動きすぎないのもまた問題です。FXではある程度の値動きがあってこそ利益が出せるからです。
その意味でも米ドル円は取引がしやすい通貨ペアです。
過去の恥を晒しますと、ぼくは初めての取引でポンド円に手を出し数分で6万円溶かしたことがあります。
値動きの激しい通貨には手を出さないのが吉です。
まだある。米ドル円一択の理由

FXの取引量を通貨ペア別に見てみると通貨ペアごとにかなり開きがあることが分かります。
通貨ペア別取引量・シェアによると、2016年時点で4月の取引量のシェアは
- ユーロ米ドル:23.05%
- 米ドル円:17.72%
- ユーロ円:1.56%
- 豪ドル円:0.62%
- NZドル円:0.10%
で、「ユーロ米ドル」と「米ドル円」が圧倒的です。
取引量が少なければ少人数の動きで相場が急激に動く可能性があり、相場としては不安定になります。
一方で取引量が多いと特定の人の動きに影響を受けにくいので相場が安定します。
ドル円は取引量が多い通貨なのでその意味でも安心なわけです。
FX会社選びに通貨ペアは関係ない

FX会社選びをするときに「取り扱い通貨ペアが多い方がよい」と考えがちですが、そんなことないのはもうおわかりですね。
米ドル円一本で取引をするならFX会社はどこでもよいことになります。米ドル円がない会社はありませんから。
マイナーな通貨ペアを扱っていると魅力的に見えるかもしれませんが、解説した通り「マイナー=シェアが小さい=不安定な相場」です。
スワップ金利がよかったとしてもあまりおすすめはできません。
というわけで、FX会社を選ぶ条件として取り扱い通貨ペアの数は考慮に入れなくて大丈夫です。
もっと見るべきポイントがありますが、それはこちらの記事で解説してます。

まとめ:初心者がFXで取引する通貨ペアは「米ドル円」一択。取引しやすい通貨に絞ってシンプルに取引しよう
「米ドル円」一択の理由は
- わりと周期的に動く
- 上がり下がりがイメージしやすい
- 動きすぎないし適度に動く
なるべく穏やかな相場を選んで取引すべき。