ぶっちゃけあんまり用意できないから、最低限このぐらいってラインが知りたいよね
FX は30万円あれば練習できます。個人的にはこれが多すぎず少なすぎない最低ラインと考えています。
もっと少額で取引をすることも可能ですが、心理的な負荷が本番トレードと違いすぎるので練習になりません。
ぼくは30万円からスタートしました。
1年半くらいは30万円のまま運用し「これなら大丈夫かな」と思ったところで増資しました。
最初はうまくいかないと思うので大きすぎず小さすぎない資金量で始めるのがよいかと思います。
今回は「FXを始めるなら資金30万円が妥当な理由」について解説します。
Contents
FXの資金額の決め方

まずFXに必要な資金額の決め方を解説します。
- 取引する枚数の上限を決める
- 必要証拠金を調べる
- ロスカットを考えながら資金額をシュミレートする
順番に見ていきましょう。
①取引する枚数の上限を決める
まずは取引する枚数の上限を決めます。
ここでは仮に1枚(1万通貨単位)とします。
ぼくが30万円で運用していた時も上限は1枚でした。
②必要証拠金額を調べる
次に必要証拠金がいくらになるか調べます。
1米ドル円 = 100円として、レバレッジ25倍で1万通貨単位を取引するなら、
100円 × 1万通貨単位 × 1/25 = 4万円
で、4万円が必要証拠金となります。
取引枚数が2枚になれば8万円、3枚になれば12万円と増えていきます。
③ロスカットを考えながらし資金額をシュミレートする
30万円ー4万円=26万円(ロスカットまでの余裕)
資金30万円、最大取引枚数1枚のとき証拠金は4万円です。含み損が26万円以上になるとロスカットされてしまいます。
含み損が26万円以上になるのは逆方向に26円動いた時です。
可能性はゼロではありませんが、短期間で相場がここまで動くことはまずありません。かなり余裕のある設定です。
20万円ー4万円=16万円(ロスカットまでの余裕)
20万円の場合はどうでしょうか。
最大取引枚数が1枚だとロスカットになるまで16万円の余裕があります。
逆方向に16円ですからこの規模の変動もそうざらにはないでしょう。
10万円ー4万円=6万円(ロスカットまでの余裕)
10万円の場合はかなり厳しくなってきます。
最大取引枚数が1枚だと、ロスカットになるまでの余裕は6万円。
逆方向に6円動いたらアウトですが、このぐらいの変動はざらにあります。かなりギリギリの設定と言えます。
なぜ30万円がオススメなのか

取引枚数の上限を1万通貨としましたが、練習ではこれを1000通貨単位ずつ分割で売買します。
そうすると1万通貨ではどうしても相場についていけなくなる場合があります。
そうなった時、取引枚数の上限を2万通貨に引き上げて対応します。
資金が30万円あれば上限を2万通貨に引き上げたとしても
証拠金:4万円 × 2 = 8万円
含み損の限界:30万円 ー 8万円 = 22万円
つまり余裕は22円。
取引枚数が2枚なので1枚あたりのロスカットまでの余裕は、
22 ÷ 2枚 = 11円
「11円」となります。このくらい余裕があれば安全圏と考えます。
30万円でこれですから20万円だと厳しいですよね。
それでも10万円しかない時はどうするか

10万円で安全に取引をするなら枚数の上限を引き下げるしかありません。
1通貨から取引できる FX会社もあるので、例えば取引枚数の上限を1000通貨とすることは可能です。
しかし動く金額が少なすぎて取引がゲーム感覚になりがちです。
全く身銭を切らないデモトレードよりはいいかもしれませんが、個人的にはお勧めしません。
しっかり30万円用意してから始めた方がいいです。
資金が用意できるまでにやっておくこともあるので、そんなに焦らなくて大丈夫です。
しっかり準備をしましょう。

まとめ:FXの資金は30万円が多すぎず少なすぎずで妥当。取引枚数の上限を決めておけば余裕をもって取引できる
- 資金は「ロスカットまでの余裕」を考えて決める
- 資金が小さい時は取引枚数の上限を小さくすればOK
- 取引枚数を小さくしすぎるとかえって練習にならない