どんな順番で勉強したらいいんだろう?
最短で取引できるようになりたいんだけど。。。
結論から言いますと、
- ルールを覚える
- 練習の準備をする
- 練習する
という順番で勉強していけばできるようになります。
「できるようになる」とは「取引のスタートラインに立てる」という意味です(一獲千金ではありません)。
ぼく自身ははじめこの順番で勉強せず、痛い目にあったことがあります。
いい加減にルールを覚えて練習もせずにいきなり取引をした結果、数分で数万円失いました。
現在は同じ失敗をすることはありません。
途中で間違いに気づいて、きちんとした手順で勉強をしたからです。
FXはルールを覚えるだけではだめです。
本気で勉強したいなら練習も一緒に行う必要があります。
今回は「FXを勉強する順番」について解説します。
Contents
手順1「FX のルールを覚える」

- 利益が上がる仕組み
- 取引の仕方
- 各種情報の解釈
などがFXのルールとして覚える項目になります。
いずれも本やウェブでわかる程度の知識です。本なら一冊読めば十分でしょう。
それでも本を読むと「こんなに勉強することがあるのか」と思うかもしれません。
そんな人はまず「最低限知っておくべき用語」から勉強してみてはどうでしょう。
用語を知るだけでもFXの概要は分かるはずです。やり方によっては取引もできます。
下の記事にまとめてあります。

知識は多すぎるとかえって取引の邪魔になることがあります。
自分のやり方に合わせて使えそうなことを中心に覚えていくとよいでしょう。
手順2「練習の準備をする」

FXが上達するには練習が不可欠です。
練習は実際の取引を通して積んでいきますが、その前に準備をします。
準備とは道具を揃えて使えるようにすることです。
必要な道具は以下の3つです。
- 場帖(値の時系列データ)
- 玉帖(取引の記録)
- チャート(値の時系列データのグラフ)
いずれもWebサイトやアプリでも見られますが、取引をしていく上では扱いにくいです。
本サイトでは手書きで作成することをお勧めします。
「作り方」と「使い方」は以下の関連記事をご覧ください。


手順その3「練習する」

道具が使えるようになったら実際に取引をしていきます。
あくまで練習なので、利益を伸ばすことは考えません。
練習にはルールがあります。
- 取引単位は小さくする(1000単位)
- ポジションは分割して作る
- 少しでもプラスになったら手仕舞
順番に見ていきましょう。
取引単位を小さくする
取引単位を小さくするのは「損失を小さくするため」です。
1000単位なら仮に10円逆行しても損失は1万円です。
利益は小さくなりますが、練習なので損失を小さくすることを第一に考えるべきです。
どんなに失敗しても大丈夫な条件で練習をしましょう。
ポジションは分割して作る
3枚ポジションを持つとしたら一気に持つのではなく、とりあえず1枚にしておきます。
値段がより不利な方に動いたら1枚ずつ足していくというやり方です。
いわゆるナンピンですが考え方が違います。
ポジションの値段をずらすことで、全体としては一気にポジションを持った時より平均値が下がります。
つまり有利な値段でポジションを持つことができます。
- 1USドル=101円で3枚買う
→ 平均値は101円 - 1USドル=101円、100円、99円で1枚ずつ買う
→ 平均値は100円
ただし、あらかじめポジション全体の枚数は決めておきましょう。
無制限に増やすと破産します。

少しでもプラスなったら手仕舞い
はじめはポジションを持つだけでも怖いはずです。逆に利益が上がれば大喜びするでしょう。
感情の動きは取引の判断をおかしくします。
どんな時でも冷静に玉を動かせるようにならなければなりません。
練習の目的は「取引に慣れること」です。
慣れるには回数が必要なので、利益が出たらすぐに手仕舞いをして次の取引を考えましょう。
利益を伸ばすのは取引に慣れてから考えればよいことです。
まとめ:FXの勉強は「①ルール」「②練習の準備」「③練習」の順番で進める。練習なくしてできるようにはならない
- ルールは本1冊で十分。全部覚えなくてもよい
- 道具は自分で作るのがおすすめ。作らないと使えるようにならない
- 練習は回数が命。利益を伸ばすのは先の話