FX の取引アプリってどこの会社のが使いやすいんだろう?
使っている人の話が聞いてみたいな。
使ってみないと分からないことってあるじゃない?
今回はぼくが使ったことのある5つのFX会社のスマホアプリをレビューします。
ぼくは4つの口座を2年以上使い続けてきたんですが、最近ひとつ入れ替えました。
よって使ったことのある口座は5つです。
使い込んでみたからこそわかった「いいところ」と「いまひとつなところ」をレビューします。
ではゆっくりいってみましょう。
Contents
レビューするFX取引アプリ
今回レビューするのは以下の5社が提供しているアプリです。
- FX プライム
- 岡三オンライン証券
- SBI FX TRADE
- ライオンFX
- YJFX
取引システムの良し悪しはトレードスタイルによって変わります。
すなわち「使いやすいアプリ = トレードスタイルに合うアプリ」です。
なので、これから書くレビューはあくまで当サイトにおける評価と考えてください。
当サイトでは
- 数日から数ヶ月の取引期間
- 分割売買
- 場帖、玉帖、チャートはすべて手書き
というやり方です。
これに合うかどうかという視点で評価をします。
FX プライム

売買のしやすさ ★★★★★
取引コスト ★★★☆☆
記録のしやすさ ★★★★★
取引画面の見やすさ ★★★★★
FXプライムbyGMOは個人的に最も使いやすいアプリです。
「取引画面の見やすさ」と「記録のしやすさ」は他のアプリに比べて頭ひとつ抜けています。
どれかひとつ残すなら絶対FXプライムにします。
ぜいたくを言えば建玉の平均値が見られたら文句なしです。
- ログインしなくてもファーストビューでレートとチャートが見える。
- 取引履歴が常に50件表示されており、取引記録がつけやすい。
- 取引画面は必要な項目が過不足なく並んでおり見やすい。つまり注文時のミスが起こりにくい。
- 1000通貨で取引すると取引手数料が往復60円かかる(安いけれど)。
- ポジションの平均値が見られない(自分で計算するしかない)。
岡三オンライン証券(取引所FX)

売買のしやすさ ★★★★☆
取引コスト ★★★★★
記録のしやすさ ★★★★☆
見やすさ ★★★★★
岡三オンライン証券も使いやすい口座です。
スワップがプラスでもマイナスでも同じ大きさなので、ある程度の期間で両建てする場合でもあまりストレスがかかりません。
建玉一覧で平均値が見られるところもいい。
残念なのは、検索しないと取引履歴が見られないことと10000通貨からしか取引できないことです。
10000通貨単位での取引に慣れていれば使い勝手のいい口座です。
- スワップがプラスでもマイナスでも同じ大きさ
- 取引手数料がゼロ
- 建玉一覧で平均値も見られる
- 取引履歴は検索しないと見られない(記録をつける際にひと手間)。
- 損益が証拠金状況に反映されるのにラグがある(記録がつけにくい)。
- 1000通貨単位で取引できない。
SBI FX TRADE

売買のしやすさ ★★★★☆
取引コスト ★★★★★
記録のしやすさ ★★★☆☆
見やすさ ★★★★☆
1通貨から取引ができ、しかも取引手数料無料です。
スワップはプラス、マイナスとも同じ大きさ。
細かく取引をするのに便利な口座ですが、損益が小数点以下6桁まで表示されるため記録をつける際に数字が見にくいです。
また累積損益計算が微妙に合わないことが度々あります。
小さく細かく取引をしたい人向けの口座です。
- 1000通貨単位で取引できる。
- プラスとマイナスのスワップが同じ大きさ
- 取引手数料ゼロ。
- 建玉一覧から平均値が見られる。
- 取引履歴は検索しないと見られない
- 損益が小数点以下6桁まで表示される
- デフォルトの注文方法が「2way」で取引画面がごちゃごちゃしている
ライオンFX

売買のしやすさ ★★★☆☆
取引コスト ★★★☆☆
記録のしやすさ ★★★★☆
見やすさ ★★★★☆
じつは最近使うのをやめたのはライオンFXです。
1000通貨、取引手数料無料で使える口座を探していた時に評判がよかったので使っていました。
使用をやめたのは「スワップがマイナス側に激しく傾いていたから」です。
LION FXスワップポイントを見ていただければわかりますが、米ドル円ですと売りが「-13」なのに対し買いだと「2」しかスワップがつきません(2019年5月現在)。
日をまたがずに取引を終えるならいいですが、当サイトのように何ヶ月にもわたりポジションを持ち続けると不利です。
システム自体はそれほど使いにくくないですが、他の口座と比べてやや癖があります。
多くのアプリではメニューは画面下に固まっているのですが、

ライオンFXの場合は、左上のハンバーガーアイコンをタップするとメニューがスライドしてきます(画像はスライド後)。
メニューの項目が多いため、自分の見たい情報を探すのがはじめ大変でした。
ライオンFXはFX会社にはめずらしく「スキャルピングOK」です。
スキャルピングのように超短期で取引をするのに適した口座と言えます。
- 1000通貨単位で取引できる。
- 取引手数料ゼロ。
- スワップがマイナス側に著しく偏っている。
- UI設計がやや特殊
YJFX

売買のしやすさ ★★★☆☆
取引コスト ★★★★★
記録のしやすさ ★★★☆☆
見やすさ ★★★☆☆
ライオンFXに変わって最近使い始めたのがYJFXです。
ライオンFXの弱点である「スワップの偏り」がない口座を探した結果、YJFXに行き着きました(偏りは少しあるのですが許容範囲でした)。
「分割売買」「中長期」という当サイトのやり方に合った口座ですが、ひとつだけ不満な点があります。
それは「仕様がゲーム的」であること。
- ワンタップで注文が完了してしまう
→ 他の口座では「確認画面」があり2タップで注文が完了する - 注文すると「ドカーン」といった音がする
→ 注文したら音がする口座は見たことがない
FXはただでさえゲーム的になりがちですが、YJFXのUIはそれを煽っているように感じられます。
手数料が無料で1000通貨から取引可能とはいえ初心者にはおすすめできません。
ドキドキしなくても玉が動かせるくらいの中級者でないと、システムに踊らされそうです。
- 1000通貨から取引可能
- 取引手数料ゼロ
- スワップの偏りがとても小さい
- システムの仕様がゲーム的
- 確認画面なしでいきなり注文が成立してしまう
いい口座を探すなら、まずはトレード手法を決めること
いろいろ書きましたが、口座のよしあしはトレード手法によって変わります。
ここで評価が低かったからと言ってダメな口座ではありません。
ご自分のトレード手法に取引アプリひいてはシステムの特徴が合いそうかどうか。
考える際の参考にしていただければと思います。
なおFX口座の選び方についてはこちらの記事にまとめてあります。

まとめ:FXの取引アプリは取引手法に合わせて決める。絶対的に「いいアプリ」や「いいシステム」はない
- FXプライム:当サイト的いち押し
- 岡三オンライン証券:10000通貨から取引できるなら使いやすい口座
- SBI FX TRADE:細かい単位で取引ができて一番初心者向き
- ライオンFX:スキャルピングのような超短期取引向き
- YJFX:ゲーム的な趣向があるためFXに慣れてから使う方がいい