FX の売買のタイミングって見極めが難しいよね。
どうしたらバシッと正確に見極められるんだろう?
取引をはじめるタイミングはFXをする人にとって難題かもしれませんが、結論を言ってしまうと「いいタイミング」はありません。
どこから始めても利益を出せる可能性はありますし、実際可能です。
ぼくは取引で損失を出すことがほとんどありません。
ためしに2019年1月から5月までの取引を見てみると、
- 利益を出した取引:25回
- 損失を出した取引:1回
でした。ちなみに損失は3000円くらいです。
もちろん「失敗したな」と思うこともありますが、結果的にはプラスになります。
自分の取引経験から考えても、タイミングは本当に関係ないといえます。
今回は「FXで売買のタイミングを見極めなくてもいい理由」について解説します。
「売買タイミングを見極めない取引の練習方法」についても説明しますね。
ではゆっくりいってみましょう。
Contents
なぜタイミングを見極める必要がある?

タイミングを見極めたいのは、ズバリ「一発で当てたいから」でしょう。
この発想がある限り FX で利益は出せません。だって当たらないんだから。
タイミングを見極めようと考えているうちは「当て屋」です。
当たり外れで FX をやるならやめたほうがいいです。確実に損します。
なぜタイミングを見極めなくてもいいのか?

相場の動きに合わせてポジションを変化させているからです。
いわゆる「玉操作」をします。
たとえば 米ドル/円が100円の時 1枚(10000通貨)買ったとします。
米ドル/円が99円になったとき、もう一枚買うと2枚の平均は
(100円 + 99円)/2 = 99.5円
となります。
このようにポジションの平均値を有利な方向に動かしていけば、相場が戻ってきたときに利益が出しやすくなります。
「そんなに上手くいくの?」という疑問に答える

もちろん闇雲に玉を増やせば自分の首を絞めることになります。
玉操作は
- 適切な値幅で
- 適切な分量
の玉を増やす必要があります。
あえて言うならここでこそ「タイミング」を見極めるべきでしょう。
玉操作をするために押さえるべき2つのポイント

玉操作をするときに押さえるべきは
- 資産管理
- リスク管理
です。くわしく説明します。
✅資産管理
相場に合わせて玉を増やしていけば含み損が大きくなります。
含み損が大きくなり過ぎるとロスカットによって損失が確定してしまいます。
これを避けるため、自分の資金がいくらあるのか把握しておきます。
✅リスク管理
資産額を把握したうえで何枚までなら保有できるか計算しておきます。
これは計算式があります。
(資産額 - 証拠金額)/保有枚数 = ロスカットまでの余裕
具体的に計算してみましょう。
- 通貨ペア:米ドル/円
- 資産額:100万円
- 保有枚数:1枚
- 証拠金額:4万円
なら、
(100万円 – 4万円)/1枚 = 96円
つまり、この場合はロスカットまで96円の余裕があるということです。
米ドル円が96円も動くことはまずないのでこのケースは「安全」となります。
こんな感じでロスカットまで何円くらい余裕を持たせるか考えて保有枚数を決めます。
関連してFXの資金額の決め方は以下の記事にまとめてあります。

タイミングを見極めない取引の練習方法

最後にタイミングを見ずに取引をするための練習方法を書いておきます。
どんな取引も練習なくしてできるようにはなりません。
この方法は「株式上達セミナー」に書かれているもので当サイトのオリジナルではありません。
他の練習方法も載っているので詳しく知りたい人は本を参考にしてください。
- いつでもいいので「売り」と「買い」を同時に同数ずつ建てる。
*両建て可能な口座かどうか確認しておくこと - 順番に外していく
利益が出たら即手仕舞い。相場が逆に動いたら玉操作により平均値を有利にして利益が出るのを待つ - ぜんぶ外せたら終了
これだけです。
単純ですが慣れてこないとできません。できると相場が怖くなくなります。
繰り返し練習しましょう。
スワップポイントがマイナス側に偏っている場合、日ごとに条件は不利になります。マイナススワップがつく方の玉は早めに手仕舞いするのが吉です。
タイミングなんて見てないで、できることをやれ
タイミングなんてあってないようなものです。
いいタイミングだったかどうかは後にならないと分かりません。
それならタイミングなんて見てないで、現状を少しでもよくしていったほうがが確実です。
とはいえ「絶対取引したらダメなタイミング」があるのも事実です。
それはまた別の記事で解説します。
本日は以上です。
まとめ:FXの取引をするタイミングはいつでもOK。見極めてたら取引できない
- タイミングを気にしているうちは「当て屋」と思え
- 玉操作ができるならタイミングは関係ない
- 玉操作をするためには「資産管理」と「リスク管理」が必要
- タイミングを見極めない取引を練習しよう
