FX って一獲千金って感じで夢があるよね。
どーんと一発狙っちゃいますか!
という人は夢どころか厳しい現実を見ることになります。
FXなんてやめておきましょう。
派手で危険なイメージのあるFXですが、現実は地味な作業の積み重ねです。
もちろんものすごい速さで利益を増やせる人もいますが、こういう人はブレーキの踏み方をよく知っています。
FXは車の運転と同じです。
運転の仕方もよく分からないうちはとにかくゆっくり走る。
つまり地味にやるべきです。
今回は「FXは地味にやるのが正解と言える理由」を解説します。
ではゆっくりいってみましょう。
Contents
FXを地味にやるってどういうこと?

FXにおける「地味」を具体的に言うと
- ポジションは少なく
- 取引スパンは長く
- 毎日記録
となります。
この対極にあるのが
- ポジションは多く
- 取引スパンは「秒」
という取引になります(いわゆるスキャルピング)。
「もっと利益を出そう!」と考えはじめるとと徐々にこちら側に近づいてきてしまうものです。
「危ないかも」と思ったら一度やり方をリセットした方がいいですね。
なぜFXは地味がよいのか

ズバリ「安全だから」です。
ポジションが小さければ、利益は小さいですが損失も小さいです。
これだけでも生き残る確率が上がります。
取引スパンが長ければ、突発的な変動でもロスカットに合わないようにポジションコントロールが慎重になります。
はじめからすぐに利益を出さなくていいので気楽に取引ができます。
凄腕トレーダーは一瞬のチャンスをものにしてあっという間に利益をあげるのかもしれませんが、普通の人には無理です。
まず平常心でいられません。
平常心でいられるならば判断もきちんとできます。
その意味でも「小さく」「長期で」やった方が安全ですね。
FXで地味な取引をするには

地味な取引で守るべきは以下の4点です。
- ポジションの最大値を決めておく
- ポジションを何回に分けて作るか決めておく
- 取引記録をつける
- 場帖を毎日つける
詳しく見ていきましょう。
ポジションの最大値を決めておく
1万通貨なら1万通貨と決めておきます。
それ以上のポジションは絶対に持たない。
なお適切なポジションサイズは「証拠金が全資産額の1/10以内」という基準で決められます。
詳しいことはこちらの記事をご覧ください。

ポジションを何回に分けて作るかを決めておく
たとえば10000通貨のポジションを1000通貨ずつ10回で作ると決めます。
このへんはさじ加減で「1000 – 2000 – 3000 – 4000」と徐々に増やすやり方もあります(不等分割という)。
一般的には1000ずつ増やしていく等分割から入って不等分割に移行していくほうがいいと言われています。
不等分割の方がむずかしいからです。
取引記録をつける
アプリにも記録はありますが絶対アプリ任せにしないこと。
取引に関する情報はアプリにあるだけでは不十分です。
少し手間でも自分でつけましょう。つけただけの見返りはあります。
記録の付け方がわからない人はこちらの記事にまとめてありますのでどうぞ。

この記録が次の売買の判断材料になります。
記録しないということは判断材料を失うのと同じです。
これはとても不利ですね。
場帖を毎日つける
終値などの値を毎日記録していきます。
場帖の付け方はこちらの記事で。

基本どのタイミングで取引を始めても利益は上げられますが、少しでもよいときに入りたいものです。
そのための場帖です。
地味な作業ですが取引の一歩目を有利にできる道具ですのでぜひ使ってください。
ぶっちゃけFXを地味にやるのはめんどくさい
FXを地味にやるとぶっちゃけめんどくさいです。
めんどくさいですが「しなくてもよい損失」を避けることができます。
FX は一般的に考えられているよりお手軽ではありません。
手間を惜しめばそれだけ損失を被りやすくなります。
保険だと思ってコツコツと手間を積み重ねて取引をしましょう。
まとめ:FXは地味にやるべき。やり方もわからずにいきなりアクセル踏み込めば破産一直線です
- 地味 = 安全
- 地味 = 小さく、長く、記録しながらの取引
- 手間は損失を避けるための保険と考えてコツコツ積み重ねよう
