FX は練習してからやりなさいっていうし、FX練習アプリでも使おうかな。
いきなりリアル口座でやるのは怖いよねぇ。。。
結論を言いますと、練習はリアル口座でやるべきです。
練習アプリやデモ口座は安全ですが、安全だけにいつまでたってもリアルなFXに慣れることはできません。
とはいえ「リアル口座で取引するのは怖い」という人のために、今回はおすすめの練習方法を紹介します。
ではゆっくりいってみましょう。
Contents
FXの練習をリアル口座でやるべき理由
リアル口座に慣れないかぎり、リアル口座での取引はできません。
ゆえに練習からリアル口座を使うべきです。
リアル口座に慣れるとは「損失を被るかも知れない恐怖を知る」ということです。
これは自分のお金を晒して取引しなければわかりえない恐怖です。
「FX練習アプリ」や「デモトレード」はお金を失う恐怖を伴いませんので、いずれもお勧めしません。
とくに「FX練習アプリ」は本当にやめましょう。
本物の相場とくらべて値動きに違和感がありますし、ゲーム的な演出がかなり強いです。
偶然予想が当たっただけでいい気分にさせられてしまいます。やっても練習にならないどころかいいことはありません。
デモトレードはアプリよりいくらかマシです。
値動きは本物と同じですし、FX会社が提供してくれるので実際の取引システムに慣れることができます。
しかしお金を失う恐怖は感じられませんから、デモトレードで練習したとしてもいずれはリアル口座での練習に踏み切らなければならないでしょう。
リアル口座でFXを練習する方法
リアル口座で練習する方法には以下の三つがあります。
- 片建てで入る方法
- 両建てで入る方法
- 指値で入る方法
練習の目的は抵抗なく取引ができるようになることです。
利益は大きく狙わず、少しでもプラスになればよしとします。
損失を小さくして楽に取引するために1000通貨ずつ取引をします。
これをふまえて個別に方法を見てみましょう。
片建てで入る方法
- 「売り」「買い」どちらでもいいので1000通貨建てる
- プラスになったら即手仕舞いする
- 逆行したらさらに1000通貨建てて平均値を下げる
- プラスになったら手仕舞い
「売り」「買い」のどちらでもいいとしたのは相場観を持たないためです。
「これから上がるぞ！」と思って買うのではありません。
「どちらでもいい」と書きましたが、基本は「下がったら買い」「上がったら売り」です。
両建てで入る方法
片建てで入る方法と基本的には同じですが、スタート時に「売り」と「買い」の両方を一度に建てます。
ともに1000通貨ずつです。
同時に建てるとスプレッドにより少しマイナスからのスタートになります。
両方建てるのは相場観を排除するためです。どっちに動いてもいいわけですから「これから上がるぞ！」という予測がいりません。
この方法のいいところは「まず利益が確保できるところ」です。
どちらかに動いて利益が出たところで片方を手仕舞いし、残った方をゆっくり外していけばいいわけです。
片建てが怖い人は案外両建てのほうがやりやすいかもしれません。
というのも初めから損失が限定されているからです。
最悪の場合でも、両方同時に切ればほとんど損失なく取引を終わらせることができます。
指値で入る方法
それでも自分で玉を建てるのが怖い人は、指値を利用して自動的に建てる方法があります。
- 「買い」なら現レートより30pips下からスタート、「売り」なら30pips上からスタートします
- 10pips間隔で3本建てます
- 約定したらプラスになり次第手仕舞します
指値とは、あらかじめ約定させたい値段を決めて注文を出しておくことです。注文した値段になったら自動的に注文が実行されます。
現レートが100円で「売り」注文を出すなら
- 100.30円・・・1000通貨
- 100.40円・・・1000通貨
- 100.50円・・・1000通貨
という注文になります。
スタート地点のずらしは30pipsでなくてもいいです。
玉を建てる間隔は10pipsでなくてもいいです。10pipsから始めていろいろ試してみてください。
注文を3本にしているのは、通貨ペアにもよりますがレンジの場合だいたい2本で収まるからです。
手仕舞いを自分でやるのがむずかしい場合はIFDを使えば自動で決済がができます。
でもはじめは練習なので自分でやるほうがいいですね。
IFDとは注文方法のひとつ。玉を建てる時の値段だけでなく決済するときの値段も決められる。指値注文＋決済注文という内容。
FXは小さく練習すればリアル口座でも怖くない
やってみればわかりますが、1000通貨単位の取引だと動く金額がとても小さいです。
米ドル／円の場合、1円動いても1000円の利益または損失なので「なんだこんなものか」と思うはずです。
気楽な条件で取引を繰り返すことで、FXは驚くほど上達します。
勇気をもってリアル口座で練習をしてみてください。
まとめ：FXの練習はリアル口座でするべき。小さく繰り返して恐怖感をなくしていこう
- リアル口座の恐怖はリアル口座でしか克服できない
- 小さく練習すればリアル口座でもダメージは限定的
- 相場観をもたずどんどん取引を繰り返すのが吉
