FXのスワップポイントって毎日たまるんでしょう?
なんか生活できそうじゃない?
スワップだけで生活できないかな~?
スワップの収入で生活できるかどうかはぶっちゃけ資金次第です。
結論を言ってしまうと「多額の資金があれば可能」です。
身もふたもない結論ですね(-_-;)
でも資産額が少ないうちはリスクが大きすぎるのが現実です。
安全で穏やかそうに見えるスワップ生活でも、無理にやろうとすれば 無用なリスクを抱えることになります。
今回は「とりあえず資産が少ないうちはスワップ生活はやめておくべき理由」について解説します。
実際にぼくが貯めたスワップポイントも公開していきます。
どうなればスワップ生活ができそうなのか、イメージがつけば幸いです。
ではゆっくりいってみましょう。
Contents
スワップポイントとは?

通貨には金利があります。金利の高さは通貨のよってさまざまです。
金利の異なる通貨間で売買をしたときに生じる金利差を「スワップポイント」といいます。
たとえば「金利の低い通貨」を売って「金利の高い通貨」を買うと金利差分が毎日もらえます。
高い金利 - 低い金利
= 金利差分がもらえる
逆に「金利の高い通貨」を売って「金利の低い通貨」を買うと毎日金利差分を支払わなければなりません。
低い金利 - 高い金利
= 金利差分を支払う
スワップポイントはレートの動きとは関係なくコツコツ貯まっていきます。
毎日確定されるので含み益のようになくなってしまうこともありません。
銀行の利子に比べたらウソみたいですが、本当の話です。
実際、スワップポイントはどのくらいたまるのか(米ドル/円の場合)
では実際スワップポイントがどのくらいたまるものか見ていきましょう。
ぼくは2018年1月27日に米ドル/円を1枚(10000通貨)建てました。
2019年6月現在このようになっています。

- 為替損益 -10,710円
- スワップポイント 29,693円
1年5ヶ月持ち続けて約3万円貯まっています。
証拠金が約4万円と考えると悪くありません。銀行の金利とは比べようもありませんね。
とはいえ生活できるほどの額でもなさそうです。
ぶっちゃけスワップで生活するならお金がいる

単純に計算してみましょう。
米ドル/円を10枚持っていたとして1年半で貯まるスワップポイントは30万円。
100枚でやっと300万円です。
1枚あたりの証拠金が4万円とすると必要証拠金は400万円。
本サイトでは証拠金額の安全圏を資産額の1/10までとしていますので、スワップ生活に必要な最低資産額は「4000万円」ということになります。
なかなかの資産額ですね。
為替の変動リスクもある
ポジションを100枚持っていれば収益が保証されるわけではありません。
ポジションがあればレートの変動により損益が発生します。
先ほどのポジションですと2019年6月現在1万円くらいの含み損が発生しています。

レート次第ではもっとマイナスが大きくなるかもしれません。
とはいえ含み損は確定ではないのでレートが戻ってくるまで耐えられれば問題ありません。
変動リスクを考えても資産額は大きい方が安全と言えます。
結論。スワップ生活がリアルになるのは資産額4000万円から

以上の話を踏まえますと、スワップ生活をリアルに考えられるのは資産額4000万円くらいになってからです。
それまではスワップ生活を夢見るより取引の技術を向上させるのが現実的です。
とはいえスワップは資産額が小さいうちから積極的に利用すべきです。
スワップがうまく使えれば取引の心理的負担を軽くできるからです。
スワップの使い方はこちらの記事にまとめてありますので参考にしてください。

まとめ:FXでスワップ生活ができるのはお金がある人だけ。資産額が小さいうちは技術の向上に励むべし
- 銀行の利子で生活するよりはスワップ生活のほうが現実的
- 年間300万円得るには4000万円くらい資産が必要
- 資金が小さいうちはスワップ生活なんてやるもんじゃない
